はじめに |
ムービービジョン・エス(システムトークス:MVS)に関する参考資料です。 2.5型 LTPS TFT LCD 960×240【画面サイズ:50.8(W)×38.1(H)】のディスプレィは緻密でポータブルディスプレィとして申し分ありません。 付属バッテリーは満充電で【長時間再生モードで変換したムービー】を平均して3時間10分連続再生できました。 SDカードはデジタルムービーカメラで使っている安価な『HPC-SD1GT(ハギワラシスコム)』を併用していますが問題なく使えています。 他メーカーのデジタルオーディオプレイヤーも使っていますが音質的には遜色ありません。但しイヤホンは付属のものではなく【密閉型インナーイヤーレシーバー】を使い本機の【EQモード】を最適に設定した場合の感想です。 付属の変換ソフト『Media Converter』を使いフレームレートを15fps、ビデオビットレートを400kbps、オーディオビットレートを128kbpsに落としたムービー(mpeg2動画1.8GB、1時間番組で変換時間約37分、変換後ファイルサイズ約249MB)を再生しても充分、視聴に耐えます。(CPU:Pentium4 1.80GHz、RAM:1.00GB) 『MVS』でwmaファイルを再生すると【曲の出だしで音がつぶれる】問題が指摘されていますのでテストを行ってみました。 著作権のからみでホームページ上でテストといえどもCD音楽を公開すると問題がありますので再現テストのため【テスト信号発生ソフト】を使い500Hz(サイン波)のサンプル音をmp3とwmaで作成しました。 【Sample.wma(500Hz)】、【Sample.mp3(500Hz)】を収録しておきます。 『MVS』に転送したサンプルをUSB接続のパソコンで再生しても問題はありません。 次に『MVS』で再生するとmp3形式はOKでしたが【wma形式】では再生音の頭で“接触不良”のような感じで一瞬ですが音がつぶれます。【サンプル音(動画:wmv)】のサムネイル画像を左クリックして再生してみて下さい。再生には『Windows Media Player』が必要です。 【モード画面(動画:wmv)】を収録しておきます。『Windows Media Player』がインストールされていればサムネイル画像の【左クリック】でも開けますがファイルサイズが大きいので【右クリック】→【対象をファイルに保存】でダウンロードされた方が良いかと思います。 【再生画面(動画:wmv)】は『MVS』での再生画面をデジタルムービーカメラ(三洋電機:DMX-C40)で撮影したものです。 『MVS』単体でビデオ録画ができますが入力輝度感度が高く明るい白画面でブレてしまいます。専門的になりますが映像入力回路にマッチング用の75Ωの抵抗を並列に挿入するとOKでした。(【試作コネクタ(分解)】参照) その他関連写真を収録しておきます。サムネイル画像をクリックするとオリジナルサイズに拡大されます。 |
2GBの安価なSDメモリーカードを使う |
2GBの安価なSDメモリーカード『エーデータ(ADATA) SD 150X 2G』を別の目的で購入しましたが『MVS』でも問題なく使えました。なお、メモリーカードについては使用する機器との相性がありますので同一メーカーの同じ製品でも必ず使える保障はありません。 |
安価なリチウムバッテリーを使う |
安価なリチウムバッテリー『ロワ・ジャパン:NP-60-SA』を入手しました。付属の純正バッテリーは満充電でムービーを3時間10分(平均)連続再生できましたが『NP-60-SA』は同じ条件で3時間56分(平均)使用できました。なお、使い始めて日が浅いためどの程度の経時性能劣化があるのかは判断できません。 純正バッテリーではありませんので当然ながら自己責任での使用となります。 |